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2011/02/01

本多勝一集全30巻、驚異のジャーナリスト

 本多勝一集(全30巻)の題名および収録内容の一部(17巻分)は当初の計画から変更されている。第1回配本は第2巻「旅立ちの記」(?)、最終回配本は第28巻「アムンセンとスコット」。

 戦後、洋の東西を問わず、これだけの著作を世に送り出したジャーナリストの例を知らない。地球的規模で歩き回り、歴史学への寄与(史料・資料的価値ある記録作成)も大きい。梅棹忠夫、今西錦司らに学び、薬剤師の資格をもちつつ、新聞記者になり、定年後も山登りをしながらジャーナリストとして活動を続けている。とくにその侵略戦争批判の取材、言論活動は鋭い。

 探検家としての側面、生物学者としての側面、民族学者(文化人類学)の側面、歴史家の側面、言葉とくに日本語研究者としての側面、社会学者としての側面、政治学者的、漫画・画家的な側面、生態学、遺伝学など横断的な側面をもつ。文明の生態史観的ジャーナリストと呼ぶべきか。とにかく研究されるべき余地は、まだまだある。

①幼年時代→大地球遠征隊
②旅立ちの記
③今西錦司論→貧困なる青春日記
④第二大海丸航海日誌→探検部の誕生
⑤憧憬のヒマラヤ→ヒンズーラージ探検記
⑥知床半島
⑦きたぐにの動物たち
⑧北洋独航船
⑨極限の民族
⑩戦場の村
⑪北爆の下
⑫アメリカ合州国
⑬ベトナムはどうなっているのか→ベトナムの戦後を行く
⑭中国の旅
⑮アムンセンとスコット→美しかりし日本列島
⑯カンボジア大虐殺
⑰殺される側の論理
⑱職業としてのジャーナリスト→ジャーナリスト
⑲日本語の作文技術
⑳ルポルタージュの方法→調べる・聞く・書く
21天皇の軍隊→愛国者と売国者
22子供たちの復讐→子どもたちの復讐
23南京への道→南京大虐殺
24そしてわが祖国・日本→地上最大の競走→大東亜戦争と五〇年戦争
25日本環境報告
26エスキモーの民話→貧困なる精神→アイヌ民族
27貧困なる精神→山登りは道草くいながら
28五〇歳から再開した山歩き→マゼランが来た→地上最大の競走(地上最大のレース)→アムンセンとスコット
29マゼランが来た→ドイツ民主共和国
30ドイツ民主共和国→ソビエト最後の日々

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