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2011/01/15

閉塞感の極み

 昨年末、久しぶりにスキー場に行き、パウダースノーの絶好のコンディション、スキー客あまりいないゲレンデにもかかわらず、あまり滑ることができなかった。足の力が弱ったのを実感。転ぶことすらできない体力低下。旅館で見たテレビでは、まんじゅうのCMばかり流れている。温泉でアトピーのかゆみ軽減。元日は、読売、朝日、毎日など社説読み比べるも、同じような論調の紙面に閉口。話題の小説のほか、歴史関係の本、「十二年の手紙」再々読。文学はかくありたいもの。つまり、どうしても伝えたいことを、全力で書く。知性と愛情をこめて。『ヨーロッパ中世ものづくし』(岩波書店)は、なかなかの労作。訳者の高橋友子さん、すでに物故されたと知り、ショック。すぐれたイタリア中世史・ルネサンス史の研究者だった。

 傷心で見た映画「最後の忠臣蔵」が予想外に健闘。なんだろう、あの若い俳優さんはリアル。演出がうまいのか。それにしても、長らく通っていた映画館が閉館に。閉館を惜しむ寄せ書きが物悲しい。菅第2次改造内閣に与謝野馨が入閣したのを見て、珍しく週刊誌に書いてあったことが現実になったのを目の当たりにした。与謝野入閣、実は民主党政権の必然であることを知る。ナオト・カンは、国民の政治不信をあえて高める作戦に出たか。枝野官房長官のだらだら会見に嫌気倍増。内閣改造のウラで、ゲーツ国防長官来日のニュース霞む。日米同盟で日本の暗黒到来か。日韓の軍事協力が進展すれば、いよいよ朝鮮戦争に本格的に巻きこまれる事態に。朝鮮戦争はいまだに休戦状態。東アジアの緊張緩和の方策についてナオト・カンは言及しない。江田五月もうざい。「菅さん、菅さん」とナオト・カンが人気があるかのように錯覚している。マニフェストに言及する閣僚少なし。「自由」という言葉が乱暴に使われ、アメリカ政府いいなり、日本経団連いいなりの主張ばかり。まさに閉塞感の極み。

 アドルノ的賞の第3回は、該当者なし。というより、選者側の都合で、該当者なし。これも閉塞感。

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