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2007/11/25

九条の会第2回全国交流集会

 怪人オザワが意外に早く元の鞘に納まったものの、自民と民主の「大連立」という実は、非常に危険な地点が見えてきている。まあ、自民党に元いた人たちが、民主党にいるのだから、それを見破ることができない方が少々、お人好しなのだが…。

 さて、九条の会第2回全国交流集会が東京・日本教育会館で24日開かれた。大江健三郎が1時間半も日本青年館(昨年の第1回はここで行われた)に一人でいたハプニングもあったが(その後、無事、会場に到着し、話題をかっさらう爆笑話を披露した)、全国から選りすぐりの知恵者と活動家が結集している熱気のようなものがあって、問題を正確にとらえながら、さらに前進をめざす真摯な議論があって、ほんとうに心を揺り動かされてしまった。真剣に日本の将来の平和を、手弁当でかけずりまわって、心底から願う人たちのほんもの度というか、知恵と勇気を絞りだそうとするほどの豊かさすら感じることができた。
 
 とくに冴え渡っていたのが、加藤周一だった。九条の会の現状とこれからの展望を簡潔に、「九条を生かす」という表現で、たたかいの長期的な辛抱強い、粘り強い、根気のいるたたかいをさらに発展させる提起に、「科学の目」を感じた。受けとめる側の全国の活動者たちも、簡単でない歴史的大事業であることをすばやく察知し、敏感だった。鶴見俊輔は、さすがに加藤発言の真意を感知し、たちどころに解説してしまっていた。これまた舌を巻くような解読。それはさておき、加藤は、いまだに頭脳がとても若々しい。日々、前進している。歴史の現段階をありきたりな捉え方をしない。恐るべき人だ。

 さて、アドルノ先生(1903~1969)の伝記(翻訳)が、今年中に2冊も連続して刊行される。1冊はすでに店頭にひっそりと、しかし、どっしりと棚に収まったり、寝かされたりしている。どうなっているのか。やはり、関西方面の学者たちで、余裕というか、息の長い翻訳ぶりで、版元も採算を度外視し、破天荒な出版活動である。アドルノ先生が生きていたら、何というのだろう。とにかく非同一であることを尊重する個性(個性という言葉に対して批判的な言論があることは承知の上で)をもって、一つの目的をもって時代に対して丸ごとぶつかっていくような、そういう生き方が今求められているのではないか。九条の会の活動からいろいろなことが学べ、引き出せる気がする。

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2007/11/04

いきなりクライマックスだぜ

 仮面ライダー電王のモモタロス(?)のきめ台詞は、「いきなりクライマックスだぜ」か。日本の政治の世界も、いきなりクライマックスを迎えようとしている。オザワという怪人が、フクダという策士の姦計にはまって、徒党の頭目を辞める羽目に陥った。キャラクターショーなら笑えるが、政治の世界だとすると笑えない。

 怪人オザワは、長年あたためてきたプランが仲間、手下たちに受け入れられていると思って「大連立」というブラックホール、暗黒面に落ちてゆくことを自ら選んだ。だから、策士フクダのプロポーズに乗った。ところが、仲間、手下たちは、「参院選後」の政治的プロセスに、つまり大怪獣ミンイの前に、本来の目的とは異なる方向へ妥協を余儀なくされていた。徒党のなかには、ミンイを恐れ、異なる走り方をする超人もいる。ともあれ、ミンイは、日本の政治の世界で最強を誇る。いわば、ミンイを味方につけない徒党集団、烏合の衆、結社に未来はない。

 宇宙人ハトヤマーは、怪人オザワが大怪獣ミンイを恐れない性格の持ち主であるとは予想だにしなかった。むしろ、大怪獣ミンイに豪腕で立ち向かい、ルビコン河を渡ることができる突破力、突進力に期待をかけていた。策士フクダとの会談(怪談?)にあたっても、「自分党」を懐柔することができるだろうと読んでいた。徒党のオーナーでもある宇宙人ハトヤマーは、しかし、ニダイセイトウ星に辿りつくまでは、怪人オザワの力が必要だと考えており、頭目を簡単に辞任されては困ると一応のポーズをとっている。

 徒党の次の頭目は、いまのところ決まっていない。決めることができない。「総選挙」という大関門をくぐるパワーが失われたのである。徒党がゴタゴタしている間に、「自分党」は「総選挙」へひた走る。怪人オザワは、囲碁で培った大局観を生かすことなく、大失策をやらかし、橋頭堡を失った。一寸先の読めなさは、致命的である。文人ヨサノに囲碁で勝利したことで「自分党」への気が緩んだのであろうか。

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2007/11/02

自民・民主の欺瞞

 福田康夫と小沢一郎の2人に「日本」の政治が牛耳られようとしている。以下、沈思黙考。新しい政治プロセスの一方で、10月30日、11月2日の密室談合という最悪の政治プロセスが進行している。

 非同一性を否定する自民、民主の動向に注意を要する。

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