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2007/02/03

妄想

 妄想。亡くなった女を想うと書いて「妄想」。漢字の世界では、亡くなった男を想う場合は考えられないらしい。孕ませる機械、射精する機械である男は、漢字の世界では優遇されている。漢字の世界では、女性への偏見、蔑視、不遇、虐待は厳然としてある。

 たとえば、婦人の「婦」。箒(ほうき)をもった女性を示す「婦」。掃除をしても、しなくても「婦」。掃除をする男は「婦」ではない。皿を洗う男も「婦」ではない。「夫」である。どうも帽子をかぶって、大の字になって寝転がっているような具合である。アドルノ先生(1903~1969)がこの現実を見たら、なんといっただろうか。日本社会には、風習となった女性差別・女性隔離は至るところにある。「アジア」的なのだろうか。

 孕ませる機械、射精する機械であるところの男の弱点は、数限りない。仲良くすることがなかなかできない、威張り散らす、大声でわめきたてる。他人の欠点をあげつらうことにも急である。もちろん、やさしい男、包容力のある男、理知的な男もいる。たとえは悪いかもしれないが、歩きたばこは男に多い。歩行喫煙は危険である。想像力が働かないのだろうか。想像力が働かないのは、自民党から出た孕ませる機械、射精する機械であるところの男大臣と同じである。

 小悪が積み重なって大悪を支えている。小さな幻想が大きな幻想を支えている。戦前のファシズムとのたたかいの教訓は生かされているだろうか。自民党、公明党を支持している人間が「産む機械」発言の男大臣をのさばらせている。投票結果を待って男大臣は辞任しようとしているのか。もし、そうであるならば、悪いと思っていないことの証明でもある。参議院選挙がたたかえないからと、男大臣に辞任を迫る自民党の人たちもいるが、理由が違うのではないか。税金をもらって飯をくっている男大臣が、お世辞にも言葉を扱えない、間違った考えを周囲に広める存在だとしたら、辞めてもらうのがいいのではないか。被害は甚大である。別の分野、税金を使わない仕事へ「再チャレンジ」してもらいたい。まじめな公務員が報われないだろう。

 男大臣には、日本妄想協会をつくって、会員同士で妄想するとか、内々でやってもらいたい。あっ、また、馬鹿なことを書きつけてしまった。このままでは男女男、嬲(なぶ)り者にされてしまうぞー。
 

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 さて、「産む」機械発言の柳沢大臣。 [続きを読む]

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