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2004/09/30

ウイルスにやられたか

 どうも、ウイルスにやられたようで、パソコンの調子が、滅茶苦茶。ネットでの言論活動を封じこめようとする輩は、ウイルスを武器にして、都合の悪い相手を消していくのでしょうなあ。被害妄想に陥りました。では。

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2004/09/29

楽天の「華氏112」

 楽天の当初の取引先銀行は、「住友銀行」であった。三木谷浩史氏は、かつて日本興業銀行に勤める興銀マンだった。現在は、みずほFGである。この、みずほ銀行と三井住友銀行が、楽天の主要な取引銀行。プロ野球に参入しないかと誘いをかけた中には、これらの銀行も入っていると思われるが、確たる証拠はない。
 「住友銀行」は、ダーティーな銀行で、大阪を中心とするバブル、地上げ、汚職には欠かせない役を担っていた。ダーティーであるだけに、新たな権益、利権のニオイのするところに敏感である。

 それはさておき、三木谷浩史氏が、球団の経営諮問委員会として並べた人々にも注目したい。

 ウシオ電機の牛尾治朗
 トヨタ自動車の奥田碩
 全日空の大橋洋治
 日本航空インターナショナルの羽根田勝夫
 みずほコーポレート銀行の齊藤宏
 大和証券グループ本社の鈴木茂晴
 三井住友銀行の西川善文
 …

 牛尾氏と奥田氏は、いずれも財界のドンである。楽天メーンバンクのみずほ、三井住友の両頭取が、しっかりと名前を連ねている。あやしい。
 『週刊ポスト』(10月8日号)で、田原聡一朗氏のインタビューに、三木谷氏は、「そもそも球団を買収しないかという話は去年からきていたんです」とのべている。あやしい。
 同じく「プロ野球はどのファンですか」という問いかけに、「今は特にありませんけど、昔は阪神ファンでした」と語っている。あやしい。
 8月27日に、楽天が、あおぞら銀行の「あおぞらカード」事業を買収合意した会見の席で三木谷氏は、「プロ野球球団の買収は考えていない」と明言していた。あやしい。
 裏ではオリックスの宮内義彦氏らと話をすすめていたのに…。
 とにかく、11月2日のオーナー会議に報告される審査結果とやらは、三木谷氏のプロ野球への熱意も含めて、「あやしい」ことは、考慮しないのでしょうね。

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2004/09/28

11月までわからない訳がない

 楽天とライブドアの対決の行方は、決まっているようなものだ。プロ野球組織の審査委員会の顔ぶれを見ればわかる。第二次小泉改造内閣と同じである。しょうもない人たちが、名前を連ねている。
 ナベツネが依然として権力をふるっている読売ジャイアンツの清武氏などが審査して、公正になるのだろうか。第三者の委員会をつくったとしても、いろんなところから介入工作の手が入って同じである。
 ここは一つ、仙台市民に選んでもらうのが一番いいはずだ。しつこいけど、何度でもいう。仙台の人たちに、ライブドアか、楽天かを選んでもらうのが一番よい。後腐れなく、すっきりする。
 9月30日に審査を開始して、11月初めに結果が出るという。そんな先まで引っ張って、どうしようというのだろう。財界も、マスコミも、どちらかというと楽天モードに突入している。露骨なキャンペーン。見え透いた駆け引き。退屈ですな。

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2004/09/27

楽天的な「決定」?

 楽天社長、三木谷浩史氏本人がインタビューに答えているらしい長文が見つかった。→アントレ
 社長みずからも情報開示に努めているわけで、その点は、評価できる。「楽天的」を連発しているのは、わざとらしい。テニス好きな方で、野球との接点は、あまり見えない。オリックスの宮内義彦氏から、大阪本拠地を拒否されたから、仙台というのは、どういうことか。
 話は、変わるけれど、ライブドア社長のホリエモンこと堀江貴文氏も、買収、買収でやってきた方らしい。少なくとも、近鉄を応援しに、野球場へ行ったことは評価できる。しかし、すでに審査ではねられた場合のことまで、考えているのは、弱気な証拠である。かなり、あせっているようだ。

 話は、またまた変わるけれども、三木谷氏の父、良一教授が勤務していた神戸大学には、置塩信雄教授がいた。出身大学も三木谷教授と同じ神戸大学(神戸経済大学)で、2年先輩にあたる。置塩教授は、思想的には、三木谷教授と対照的な方で、先ごろ亡くなられた。
 この方の神戸大学退官記念最終講義、「経済学と現代の諸問題」を読んだ。その最終講義の最後のところで、「決定への参加」について述べている。
 「社会の皆が主要な決定に参加する社会」とは、どういう社会であるかについて、重要な問題提起をしている。今回のプロ野球問題に即していえば、仙台を本拠地とするプロ野球チームにたいして、ファンたちには、なんの決定権もない。オーナーたちの私的な決定にゆだねるのみである。ただし、私的な決定にゆだねているのは、プロ野球だけではない。それ以外の、命にかかわるようなあらゆる問題が、知らず知らずのうちに、一部の人間の私的な決定にゆだねられているのである。
 いまから考えれば、ストライキは、私的な決定を揺るがし、公的な決定を迫る重要なたたかいであった。プロ野球から日本経済が見えてくるよ~。

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2004/09/26

楽天は人気ないなあ

 トラックバックしている先で、「ライブドアか、楽天か」の投票が行なわれていて、圧倒的にライブドアの支持者が多い。ホリエモンさん(一部、ファンの間ではそういう呼ばれているらしい)は、人気があるなあ。いつもニコニコ涼しげであるのがよいのですね。三木谷さんは、少し不機嫌な感じで、仙台で、ホリエモンさんから、「話し合う時間がありませんか」と話しかけられても、そのまま黙って行ってしまう映像が流れたりして、「感じ悪いぞ」などと、ブログに書かれているよ。イメージというのは、恐ろしい。三木谷さんに会ったことがある人、手をあげてといえば、だれも本人に会ったことはないのではないか。「笑っていいとも」でいえば、「0」が表示されるようなものである。
 2人とも、六本木ヒルズの住人であるところが面白い。仲は、良かったはずではないか。

 ともあれ、プロ野球の問題一つで、日本資本主義が勉強できてしまうのだから、奥が深い。なぜ、楽天側に、日本経団連の奥田碩会長がついているのか。宮内義彦→奥田碩というラインがある。改憲を主張したり、武器輸出を望む日本経団連がバックにいる楽天なんて、応援する気もしない。ウイークリーマンションに藤原紀香がついているようで、気持ちわる~、である。
 

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2004/09/25

仙台のファンの良識に期待

 ライブドアか楽天か、みたいな会話を年配の人たちもしている。この前まで、そんな企業があることも知らなかった人たちが…。恐るべしプロ野球。いずれのIT企業も仙台に本拠地を構えるということなので、どちらかを決める本当の「権利」は、仙台の人たちにあるだろう。ところが、実際に、ライブドアか楽天かを決める権利は、仙台のプロ野球ファンにはない。あくまでも、プロ野球組織の審査にかかっているのである。ほんとうに、そんなことでいいのだろうか。
 日本プロ野球革命は、ストライキという手段が有効だったことを示し、労組としてのプロ野球選手会を天下にしらしめた。来季も12球団になる道を開いた。しかし、近鉄バファローズ、オリックスブルーウェーブの存続をかちとることはできなかった。オーナー側のごり押しは、一面で通ってしまったのである。近鉄ファン、オリックスファンの悲しみは消えない。そして、このことは、忘れてはならない。
 

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2004/09/23

楽天的でない楽天

 楽天が、仙台を本拠地にプロ野球へ参入することを申請したと聞いて、なるほどと思った。楽天の狙いは、ライブドアの吸収合併にあるのではないか。IT産業の会社同士がたたかうのは、当然の読み筋ではあるけれど、ここまで露骨とは…。あまり、面白い事態ではない。
 1965年生まれの人、三木谷浩史さん(39)=楽天社長=は、大学教授の息子だったという。情け容赦のない、冷酷無比なかけひき術は、どこで覚えたのだろう。とにかく、彼の人生には、映画「プリティ・ウーマン」で背景として描かれていたような企業買収の物語が隠されていると思う。彼の経歴、いや、人生双六、人生ゲームを、あるホームページから部分的に引用させてもらう。 
     
  日本最大のインターネット・ショッピングモール楽天社長  
  三木谷浩史[みきたにひろし]  

1965年3月、兵庫県生まれ。父・三木谷良一は神戸大学名誉教授(1953年神戸大経済卒)。小学生時代に父のハーバード大学、スタンフォード大学留学の際、米国で暮す。明石高校卒。
1988年3月、一橋大学商学部卒業後、日本興業銀行に入行、本店外国為替部。
1991年6月、米国ハーバード大学経営大学院へ留学。
1993年、米国ハーバード大学でMBA取得後、本店企業金融開発部にてメディア関連のM&Aを担当。
1995年11月、興銀を退職し、コンサルティング会社㈱クリムゾングループを設立。ソフトバンクによるコムデックスやジフデービスエクスポの買収、衛星多チャンネル放送Direc TV Japanプロジェクトなど、大型案件のファイナンシャルアドバイザーを努める。
1997年2月7日、㈱エム・ディー・エム(現・楽天㈱)設立、同社代表取締役社長に就任。
1997年5月1日、楽天市場サービス開始。
1998年7月20日、楽天オークション開設。
1999年6月、社名を楽天㈱に変更。
1999年9月、楽天フリーマーケットオークションサービス開始。
2000年1月、楽天大学開設。
2000年4月、日本証券業協会株式店頭市場へ株式公開。
2000年8月、共同購入サービス開始。
2000年9月、楽天モバイルコマース(携帯電話サービス)開始。ベターライフテレビ㈱を完全子会社化(現・楽天ティービー㈱)。楽天TVサービス開始。
2000年10月、㈱インフォキャストを完全子会社化。楽天ブックス㈱設立(日本出版販売㈱と提携)。米国子会社設立 Rakuten USA,Inc。
2000年12月、日本有数のインターネット・ポータル事業を運営している㈱インフォシークを完全子会社化。楽天ビジネスサービス開始(プロトレード㈱を完全子会社化)。
2001年1月、楽天ブックスサービス開始。
2001年3月、楽天トラベルサービス開始。
2001年5月16日、国税庁が発表した2000(平成12)年分の高額納税者番付で、三木谷氏は約93億円の創業者利益を上げ、初登場ながら堂々番付2位に妻・三木谷晴子氏も公開時に約32億円を手に入れて、23位にランクインした。

 この年譜では、いま一つ明らかではないが、日本興業銀行本店企業金融開発部時代のメディア関連のM&A(企業買収)が、彼の原点ではないか。買収、買収で、肥え太ってきたのが楽天だ。買収される側にしてみれば、楽天的どころの話ではない。ひょっとしたら、この企業買収術、田中角栄に学んだのかもしれない。

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2004/09/22

懲りない人たち

 自分のことを棚に上げるようで恐縮ですが、ブログというのは、人を酔わせるところがあるのであります。
 いろんな人たちのブログを読むのは、面白い。とくに、ありのままの日常が語られているブログを好みます。

 ところで、あの『噂の真相』(休刊)元編集長の岡留安則氏のブログがあることを最近知った。噂の真相
 最近は、すっかり『ダ・カーポ』に目玉企画をとられてしまって、もう復刊することはないのではないか。先日も、うら若き女性が、電車の中で、噂の真相的『ダ・カーポ』を握り締めているのを目撃したので、余計に実感。
 1行情報 「岡留元編集長が、新書を出すとの噂が」
       「噂の真相、もう復刊はないとの説」

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2004/09/21

休みの感覚ゼロ

 なんや、なんや、朝から嫁はんと子どもが、ゴロゴロしとるやないか、と、思ったら、敬老の日だった。こんなときに休みでなく、仕事をしている人間は、つらい。電車の中でも、家族連れ、カップル(古い言葉ですな)がけんかしたり、仲良くしたりしている姿を見ると、「おう、おう、やってますなあ」と思う。
 印象に残ったのは、切符を無くしたらしい子連れ夫婦だった。2歳くらいの男の子をひざにのせた母親が、だんなさんの腰に縛りつけてあるカバン(ポーチのやや高級なもの。革製。中は何重にも分かれていて、モスラの幼虫をカバンにした感じ)をいじくりまわしている。「こんなところにない!」とだんなさんは激怒。2人の衣装を見ると、西部劇をテーマにしている。荒野の決闘ならぬ対決。役に徹しているのかもしれない。
 わたしゃ途中で下車したけれど、その後、どうなったか。沈黙の対決をつづけておられた。でも、ふだんは仲がいいのではないかと思える節もあって、なにごともないかのように子どもはすましていた。彼らにとって、「平和」の定義は何か。野暮なことを聞いてみたい気がした。

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2004/09/20

プロ野球に見る資本家の姿

 今回のプロ野球選手会のストライキを現象面だけでとらえると、いろいろ見逃すことが多いかもしれない。
 そもそも問題の出発点であるオリックスと近鉄の合併は、1リーグ制を狙うものとして企てられた形跡が大であることは、みなさん周知の事実。パ・リーグのオーナーたちの頭には、巨人戦での収益アップの夢が描かれていたはずである。ところが、ライブドアやら楽天やらの新興資本家の登場によって、1リーグ制へのもくろみがうまくいかなくなったため、来季はセ6、パ5というファンが激怒するであろう事態に「固執」し、今回の事態の責任が、あたかも選手会にあるかのように言い放った。これら一連の発言の背景には、あくまで1リーグ制実現を狙おうという魂胆が消えていないともいえる。つまり、来季もいびつな2リーグでシーズンをたたかうことによって、1リーグ制への移行の機会を、彼らは探っているのである。しぶといねえ。
 当然、彼ら資本家の頭の中には、ファンの姿など、微塵もない。新規参入などもってのほかである。

 いま一つの疑問点は、ライブドアや楽天らの新興資本家も、また、銀行などからプロ野球への参入を促されたのではないかという疑惑が消えない点である。南海ホークス売却の中心になったのは、旧三和銀行(UFJ銀行)であった。とにかく、過去の売却騒ぎの背後には、銀行の姿が必ずある。ダイエーの背後には、UFJ銀行が絡んでいる。今回は、一歩後退して様子をうかがっているようだ。つまり、新興資本への球団売却額が値上がりするのを待っているかのようでもある。
 ライブドアや楽天と取引のある銀行の動きが、いま一つ見えないのが不安要素である。いかに資本充実の電脳産業とはいえ、プロ野球をみずからの商売に利用することには変わりないのである。ライブドアの社長などは、買収を申し出るまで、近鉄の試合を見たことがなかったのである。ライブドア社長に、プロ野球への関心、「愛」があるかといえば、ウソになる。だれかから、誘われて、請われて買収を申し出た形跡が濃い。
 となると、二つの矛盾する動きが明らかになる。平たくいえば、球団を「減らす」動きと「増やす」動きである。「減らす」と「増やす」の背後には、やはり銀行の姿がある。金融資本家にとっては、どちらでもよいのだ。
 今、プロ野球を本当に動かしているのは、ファンである。ふんばりどころだ。

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2004/09/19

海老ジョンイルさまのNHK

 ナベツネと仲がいい海老ジョンイルだからか。世論は、圧倒的にスト支持なのに、NHK7時のニュース(18日)は、プロ野球選手会のストをトップで13分間放送しつつも、「中立」的「客観」報道に終始した。
 この歴史的日々に立ち会えているだけでも、われわれは、幸福に思わなければならない。70年の歴史で初めてなのだから。後のちまで、自慢できますぞ。チケットを記念にとっておく方も現れましたな。わけのわからん小さな子どものコメントを放送するぐらいなら、きちんと識者を出して、番組の中で、討論させればよいものを。だれもいない球場に中継車を出すようなカネを使うのなら、受信料の無駄づかいとして告発せねばならない。
 まあ、NHKは、巨人対中日戦を中継するつもりだったのだから、怨みがこもっているのでしょう。しかし、世論をふまえない報道は、「みなさまのNHK」のキャッチフレーズに反する。
 それとひきかえ、民放はがんばっている。古田敦也会長をスタジオに招いたテレビ番組もあったのですね。見逃していました。その番組で、ファンの声に古田会長は涙を流したという。
 損害賠償をちらつかせる「雇われオーナーたち」に対して、近鉄・オリックス合併によって混乱を招いたことにたいする損害賠償を請求してはどうか。そもそも、今回の事態の発端は、オーナーたちに原因があるのだから。プロ野球ファンに対する重大な背信行為をしているのは、オーナーたちだ。もし、集団提訴したら、NHKは、しっかり放送してくれるのだろうか。海老ジョンイルへの国会質問の中継はしなかっただけに、不安だなあ。
 

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2004/09/18

夜泣き

 労組・プロ野球選手会のストライキ突入には感動した。ケーブルテレビに加入しているので、NHKニュースが中継をぶちきった後も、NNNノンストップニュースで、食い入るように見た。古田敦也さんという沈着冷静な委員長がいるおかげで、うつろなオーナーたちと対比して、プロ野球選手たちの立派な態度が際立った。選手たちのはっきりした眼が、すべてを物語っていた。
 しかし、その感動を打ち消すかのように、1歳8カ月をすぎた息子は、ひどい夜泣きをしている。なんともやりきれない。あーあ。

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2004/09/17

パンダの剥製

 パンダの剥製がネットオークションで売られていたというニュースが、いまでも気になる。絶滅危惧種というか、レッドデータブックに載るような生き物だけに、だれが、どのようなルートでパンダの死体を手に入れ、剥製にしていたのかということが知りたい。そして、だれかが、「もういらない」と売りにだし、それをだれかが買って、また、「もういらない」と売りにだし、ネットに流れついたのではないか。動物園で飼われていたパンダが、その死後、どのように葬られるかという話も、具体的には知らない。うかつである。せっせと、パンダのミイラをつくる職人の姿も哀れである。悲しみを誘う。しかし、死んだパンダを取引したからといって、それが動物保護とどういう関係があるのだろうか。もちろん、パンダの剥製を欲しがる人間がいれば、当然、パンダを誰かが殺すことになるからであろうが、パンダもいつかは死ぬのである。自然死をとげる。死なないパンダがいたら、それこそ、偉大な発見になる(あー、あほらし)。

 作家の村上春樹さんが、読者の質問に答える文章に、こういうのがありました。
 「このあいだ名古屋で『ひつまぶし』を食べたら、となりにガラスケースに入った巨大なパンダの剥製が置いてありました。パンダに睨まれながらひつまぶしを食べるのは、けっこう怖かった」(『少年カフカ』P58)

 名古屋の飲食店に置かれていたパンダの剥製は、一体、どうなるのか。おとがめなしか? ひょっとしたら、あのパンダの剥製が売りに出されたのだろうか? パンダだけに、黒白をつけるのが難しい。お後がよろしいようで。
 

 

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2004/09/16

運搬荷物№200

 ロシア南部、北オセチア共和国べスランの学校人質事件以来、鬱鬱鬱鬱としていて、すっきりしない。さすがの岸和田だんじり狂い男も、チェチェン問題が、すさまじいことになっているのに対し、あまりにも無関心だったことを反省している。
 『チェチェン やめられない戦争』(NHK出版)を書いたロシアのジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさんのおかげで、情報統制かけまくりの問題の一端が、よくわかる。アンナさん自身も、ロシア兵からチェチェンの女兵士と疑われ、何度も銃殺刑一歩手前の拷問(ドストエフスキーみたい)や、空爆を体験している。
 迫りくるヘリコプターの銃撃や空爆を受け、地面で赤ちゃんポーズをとりながらも、ロシアンジョークを飛ばすチェチェン人の描写に驚く。すさまじい飢餓状況をチェチェン人は体験している。ロシアはチェチェンを包囲し、人々がよその土地に逃げないようにしているので、情報がほとんど外に出てこない。だから、プーチンのいうことは、信用できないのである。テロは絶対に許せないが、テロを誘発する状況をつくっておいて、正義をふりかざす連中には、怒髪天をつく思いがする。アンナさんが日本人だったら、JCJ賞間違いなしである。こういう本がベストセラーになるべきなのだよー。
 ヨーロッパ諸国も、ロシアのプーチンを非難しはじめたようだ。プーチンを攻撃するだけで済むのだろうか。ロシアもまた、「テロには先制攻撃」という硬直した路線を進んでいる。運搬荷物№200とは、ロシア軍関係者の隠語で、死体を意味するそうである。

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2004/09/15

だんじり祭り2

 「アドルノ的」は、だんじり祭りの時期になると狂ってしまうのであります。本当は、大阪府岸和田市へ行って、だんじり祭りを楽しみたいのですが、そういうわけには、まいりません。悔しいのであります。テレビのフラッシュニュースで、ちらりと、だんじりが映るだけでも、血が騒ぐのであります。だんじりは、「アドルノ的」の大好きなものであります。
 祭りの時期は、全国から岸和田の人間が帰ってくるといわれ、犯罪者も帰ってくるといわれるほどであります。
 「アドルノ的」好みのだんじりは、筋海町のだんじりであります。屋根が、少し、ほかのだんじりと違うのであります。それに、仲のよいお友達が曳いていたのであります。一番古いだんじりは、紙屋町のだんじりであります。天保10年だか、なんだかに作られただんじりが以前は、現役で走っておりました。太鼓のたたき方も、町によって、微妙に違うのであります。沼町のだんじりばやしは、正確であると以前はいわれておりました。いまも、そうであると思います。一番、綱が長くて、曳く人が多いのは、下野町のだんじりでしたが、今は、どうであるかわかりません。いまも、たぶん、そうであると思います。大工町や五軒屋町のはっぴは、洗練されており、おしゃれであります。
 建前上は、夜10時まで、だんじりを曳きまわすことになっておりますが、実際は、午前零時のシンデレラタイムまで、曳いております。最後は、よっぱらいだかなんだかが道端でごろごろ寝ていたりしていまして、だんじりを曳く人は、ほとんどいなくなってしまいます。かくいう「アドルノ的」も、最後の一人になりかけたことがあったのであります。
 岸城神社と菅原神社に参るだんじりで、区分されており、町ごとに違うのであります。鉄筋コンクリート製の岸和田城の近くにあるのが、岸城神社であります。菅原神社は、南海電車の高架下を通ってゆくのであります。
 残念ながら、だんじり祭りを見ることができなかった方は、時間があるときに、ご当地のだんじり会館へ行かれるとよいと思うのであります。だんじりの現物が展示してあって、太鼓も叩くことができるのであります。
 南海電車の岸和田駅前にある商店街は、アーケードで覆われており、有名なだんじりは、すべてココを通るのであります。だんじりが通るために、アーケードの屋根が高いのであります。この商店街裏に本拠地を構える宮本町のだんじりは、必ず1番に岸城神社に参るのであります。なぜ、そうなのかは、「アドルノ的」にもわかりません。
 どうも、ずいぶん、つまらないことを、ずらずらと書き並べてしまいました。いかに狂っているか、わかっていただくために、書き連ねたのであります。はい、馬鹿といわれても、結構であります。だんじりには、人を狂わせるものがありますから。

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2004/09/14

だんじり祭り

 9月の14、15日といえば、大阪・岸和田の、だんじり祭りである。朝6時から、大の男や子どもたちが、「だんじり」なる日光東照宮の陽明門みたいな屋根の形をした地車を全速力で曳き回す祭りは、なかなかないだろう。以下、耳を疑い、目を覆いたくなるような自慢話がつづく。
 朝6時前には、各町のだんじりは、港にきて、海水を使った、清めの行事がある。それからは、曳きだしといって、大体、8時くらいまで、交通規制をかけまくった府道や町道を所狭しと疾走する。屋根瓦をたたき落とし、店の看板を壊し、電信柱を倒す。よそ者が見たら、町を破壊しているとしか見えないだろう。
 だんじりを曳く掛け声は、「そーりゃ、そーりゃ」である。これしかいわない。テンポの早い「そーりゃ、そーりゃ」とテンポの遅い「そーりゃ、そーりゃ」があって、太鼓(大、小)と鐘、笛の伴奏にあわせる。これらのお囃子が、きわめて、和風ロックの感を呈していて、いつまで聞いてもあきることがない。快調に足を運ばせる、心地よいリズムを醸し出してくれるのである。ほんとうに、どこまでも、このリズムで走ってしまいそうだから恐ろしい。その反動は、曳き終わった後にやってくる。ハーメルンの笛吹き男に連れ去られる子どもたちのようでもある。だんじりが海に沈めば、そのまま男たちも海に沈むのではないかと思わせる魔的迫力があるのである。
 そして、ユニークなのが、地車の高い屋根で踊り狂う「大工方」である。ただ単に踊っているのではない。指揮者のように、地車の進行方向やバランスを指図する役割をもつ。日ごろは、文化住宅なるシモタヤに住んでいるおっちゃんも、この日ばかりは、だんじり最高のヒーローとなる。死亡率はあまり高くない。だんじりが倒れるときには、ピョンと飛び跳ねて地面に着地したりする。昔は、お城の堀の名残のようなところへザブンという「大工方」もいた。
 さらに、だんじりの「前梃子」なる位置にいる人がいる。地車の前輪にブレーキをかけてストップさせたり、方向転換に力を発揮する。この難しいポジションが一番、死の危険がある。だんじりと壁に挟まれたりして、想像するだけでも恐ろしい状態になる。しかし、死と隣り合わせだけに、最高に名誉な役割をうけもつ。
 そして、「後ろ梃子」である。だんじりの尻尾のようなもので、方向転換とか、スピードが出すぎるのをとめたりする。この「後ろ梃子」を担当するのは、キップのいい男たちで、とにかく、男盛りの面々が集う。とにかく、体のごつい奴でそろえる。
 いうまでもなく、祭りで死者が出るとんでもない祭りなのだ。死者を出した町のだんじりは、翌年は曳く事ができない。死者が出る祭りは、ほかに諏訪大社の御柱祭が有名だが、あれとて、そんなに死者の頻度は高くない。岸和田の男たちは、「祭りで死んだら本望」などという言葉を軽々しく吐く。うそぶいているのではなくて、本音でいう人がいるから半端ではない。とにかく、だんじり祭りが終われば、もう来年のだんじり祭りのことを考えている。
 1970年代までは、だんじりを曳いている人の方が多くて、見ている人など、そんなにいなかった。いまは、見物人の方が圧倒的に多くなってしまった。まだ見たことがない人がいたら、ぜひ、生で見ることをおすすめする。夜は、夜で、とことんスピードを押さえて、ゆらりゆらりと練り歩くので、風情が違う。朝から晩まで見ていれば、岸和田の人間が、なぜ祭りに狂うのかがわかると思うのであります。

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2004/09/13

作家の死・補注

 「飢餓海峡」には伴淳三郎も出ていましたね。伴淳は、別の映画でも、なぜか刑事の役が多くて、しつこく聞き回る役柄を得意としていました。
 水上勉さん作品で、映画化されたものは、やはり多いです。水上勉原作の映画
 水上さん自身も、柴錬原作の映画に「水上二等兵」で出演していました。

 原発を文学作品で批判しうる作家が亡くなったのを残念に思います。 

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作家の死

 水上勉さんの作品は、かなり映画化されている方ではないか。例えば、「雁の寺」とか、「飢餓海峡」とか、「五番町夕霧楼」もそうだったか。「飢餓海峡」は、内田吐夢監督の作品で、若き高倉健と三国連太郎、左幸子が出演している。伴淳三郎も出ていたかな。違ったかな。洞爺丸の惨事を背景にした作品で、強烈な印象を与える。映画監督たちを刺激する作品だったのか。
 水上さんが、小僧をしていた京都・等持院周辺は、昔、日本映画発祥の地のようなところだった。いまでも、「日本映画の父」、マキノ某の銅像が寺の前に建っていたように思う。水上さんがパンを買いに行ったというパン屋も、いまもあるはず。立命館大学の周辺案内図に載っていた。アラン・ドロンが座った椅子がある喫茶店も紹介されていたが…。
 いろんな職業を体験したことが、水上さんの小説世界をかたちづくっていたと思う。しかし、私が重宝していた作品は、水上さんが禅寺修行中に覚えた精進料理の本で、写真つきだった。道元の「正法眼蔵」を読む場合などにも役立つと思う。
 また、雪門玄松の生涯を描いた作品なども、面白いと思う。玄松は、西田幾多郎や鈴木大拙が、禅を教わりにいった寺の坊さんである。水上さんは、晩年になって、寺の世界に回帰していった印象がある。
 水上さんの息子、窪島誠一郎さんの「無言館」は、実にすばらしい美術館。戦争で志半ばで終わった画家たちの作品が集められている。あの、おしっこをする坊さんの絵も、また衝撃的である。現実の父と子もまた、ドラマチックな人生だった。窪島さんは、眼のよさを父から受け継いだのかもしれない。

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2004/09/12

たたかう君の歌を

 労組・プロ野球選手会の古田敦也会長の読みは鋭いねえ。まだ、ストライキの可能性は残しつつ、少しずつ、相手を動かす作戦だ。しかし、選手会によるストライキ宣言の衝撃は、ものすごく大きかったといえる。オーナーたちを震撼させ、交渉のテーブルにつかせただけでも、大きな変化ではある。
 とりわけ、たたかう労働組合のすごさを、思い知らせてくれただけでも、感謝したい。もちろん、古田会長は、油断などしていないね。まだまだ、たたかうつもりでいるよ。
 多くの人が、すでに指摘しているように、オーナーたちが、早くから交渉の席についていれば、こんなことにはならなかったのである。マスコミも、ストライキがよくないことであるかのような「悪宣伝」をしていたが、労働組合の権利をご存じなのだろうか。まさに、「たたかう君の歌を、たたかわないやつらが笑うだろう」という中島みゆきさんの歌「ファイト」そのままではないか。
 プロ野球を愛する120万人分の署名の威力と、選手たちの行動力は、すばらしい。ひょっとしたら、この問題で、生まれてはじめてデモ行進した人もいるのではないか。日比谷野外音楽堂の集会でも、タレントの松村さんが登場していたけれども、運動の広がりを示すものとして注目しました。意外なところで、民主主義的経験を積んでいる。文化の問題は、大事です。

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2004/09/11

セーチェノフ現象

 「疲れを早くとる方法」はあるか? ロシアの生理学者セーチェノフという人の研究があるらしい。「パブロフの犬」で有名なパブロフの先生らしい。
 のこぎりで木を切る作業を何時間も右手でおこない、疲労の様子を研究したという。ある日、使わなかった左手でのこぎりを引く動作をした後、右手を使うと作業がはかどった。
 疲れているときに、休まないで、疲れていない方の腕を動かすと、疲れていた方の腕が回復するという不思議な現象を発見したのだ。
 この現象は、どうも、筋肉よりは神経に関係しているらしい。
 とにかく、専門家でないので、「らしい」を連発する。

 以上は、正木健雄さんの本『新・いきいき体調トレーニング』(岩波ジュニア新書)で読んだ話。
 正木さんは、パブロフの条件反射学の理論をふまえて、大胆に、みずからの推理を披露されている。少し引用させていただく。
 「はたらいている左腕に対応する大脳の右半球の運動野に興奮状態が集中することによって、そのまわりに発生した抑制状態が、右半球をこえて左半球におよび、もともと左半球にあった抑制状態に重なるので、疲労の回復はよりいっそう進むことになるのだろう」(114~115ページ)
 岩波ジュニア新書というのは、刺激的な本が多い。疲れを早くとるには、「積極的休息」がいいのですな。
 正木さんを、一度おめかけしたことがある。実に、ふんわりとしたやさしい空気を漂わせている先生で、私は、いっぺんにファンになってしまったのである。体育学の先生とは、大学時代から不思議と縁がある。

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2004/09/10

アフターダーク読後感

 午後11時56分に始まり、午前6時52分に終わる小説である。おそらく、この、仕組まれたタイムスケジュールによって、読み進めるならば、「小説の中の時間」と「小説を読む時間」をリンクする小説の誕生といえよう。いや、誕生ではない。すでに先達がいる。井上ひさしさんの『吉里吉里人』である。あの小説も、小説の中の時間と、小説を読む時間の協奏曲を狙ったものだった。井上さんによると、最初に気づいたのは、小学生の読者だったそうだ。
 めげずに、次なる特徴を探ろう。
 全編これ、音楽づくめといった感がある。村上春樹さんの小説は、読むのではなくて、聴くのだ。したがって、次々紹介される音楽にしたがって、読み進めるならば、これまた、「音楽を聴く小説」と化す。小説に登場する音楽だけではない。小説の展開そのものが、音楽的である。ゆるやかな出だしから、主題が現れる137ページあたりまでが、第一小節である。その後は、主題の変奏曲が繰り返され、中国人マフィアらしい人々の登場。バイク音とともに、けたたましく鳴り響く。妙な格言めいた言葉が目を引く。「ゆっくり歩け、たくさん水を飲め」である。

 浅井マリなる女主人公の物語。浅井マリが、ファミリーレストランでよみふける分厚い本が何かは、最後まで示されない。妙に興味をそそる。まったく、物語の中身とは関係がない。いわば、詮索好きの読者の「知りたい」というミサイルの攻撃を避けるための「チャフ」的描写である。浅井マリは、中国に留学するというので、中国に関係のある本か何かかとも思う。
 
 しかし、読みやすい。つかえることなく読めてしまう。恐るべし、村上朝日堂。冒頭部分には、「道に迷った性格のいい、しかしあまり気の利かない雑種犬のような雰囲気」だの、「庭の隅の茂りすぎた潅木を眺めるような目」だの、新潮新人賞作家、浅尾大輔さんを彷彿とさせる比喩があるのだが、その後は、とりたてて気の利いた比喩はない。むしろ、ストーリーが前面に出てくる。生きる知恵のようなものだろうか。『アフターダーク』。そんなに悪くない小説である。村上春樹ファンには激怒されるだろうけれど、大江健三郎ファンからの精一杯のエールを送る。

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2004/09/09

 終電で、しかも、トラブルの信号をキャッチしたとかで、ある駅に、すこしばかり電車は停車していた。当然、ドアは開いたままである。その開いたドアから、私の手、つまり、村上春樹さんの新作『アフターダーク』をもつ手の甲に、一匹の蚊がとまり、屈伸して針をさそうとした瞬間に、「おのれ」とばかり、不運な蚊を右手でぺロッとすりつぶした。足がもげ、胴体からは微量の血液が漏れ、親指と人差し指の中で、黒と白の模様の入った足だけがのこり、そのほかは、ごくごく微量の黒い塊になり、車内の床に落下した。そのあと、どうなるのだろう。
 なんとも、はかない生命であることか。なんと、頼りない体であることか。自己嫌悪。

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2004/09/08

少し安堵

 プロ野球の、もう一つの合併は、水面下に隠れたまま、でてこない。油断禁物ですが、千葉ロッテファン、福岡ダイエーファンにとっては、現局面で、たたかいは、優勢であるといえますね。

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ロッテとダイエー

 やはり、ロッテとダイエーなのか。プロ野球オーナー暴走問題は、どうしようもないな。122万人分も合併反対の署名が集まっているというのに。なぜ、わからない。利益至上主義の者たちに、プロ野球のオーナーなんか務まるわけがない。セ・パ解散して、新リーグ結成へ向かうべきであるよ。新しいオーナーたちよ、声をあげよ!

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中高年の☆

 華氏911を見に、新宿の映画館へ行く途中、コマ劇場の前を通ると、それはそれは長い長い行列ができておまんにゃわ。白髪の目立つ人たち 妙齢なる女性に連れてこられておろおろするおじさんたちがたくさんいましたけど、どうやら、天童よしみさんの舞台を見にきた人々ですわ。すごい集客力、人気や。大ちゃん音頭を歌った歌唱力は、衰えておまへんのや。
 それにしても、松平健さんのマツケンサンバも、けっこうブレイクしているみたいやねえ(けっこうどころではないかもしれない。職場の同僚の奥さんが、知らず知らずのうちに口ずさんでいたというから、恐ろしい)。10月には、新宿コマ劇場で公演があるみたい。神宮の花火大会でも、マツケンサンバは披露されたそうだっせ。殺伐とした世の中に、なんでサンバなんやろねえ、セニョール、セニョリータ。あのスパンコールのついた着物はすごいで。とにかく、マツケンは、最近、怖いもんがなくなったさかい、はじけているやんねえ。
 まあ、能天気な話ですんまへん。かんにんしてや。

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2004/09/07

いよいよストライキか

 労働組合・プロ野球選手会は、ストライキを本気でやるつもりですね。日本プロ野球革命の最大の勝負どころがやってきた。筑紫哲也の「ニュース23」にも、事務局長の松原さんが登場していたが、断固たる口ぶりだった。わくわくするね。労働組合の役割、意義が、プロ野球選手たちによって確認され、果たされることになるとは。
 この「アドルノ的」で過去に予言したとおり、ナベツネは、やはり復讐をしてきた。それも、「毎日新聞」という媒体を使って。改めて、同紙3日付に掲載された「反巨人連合をセは作った」を読むと、撹乱要因をちらつかせる作戦に出たようだ。なぜなら、パ・リーグに巨人が来るという選択肢を、プロ野球ファンに提示することで、プロ野球オーナー独走問題から、目をそらせ、さらに問題の局面を複雑化しようという魂胆が見え隠れするからだ。
 案の定、筑紫哲也の「ニュース23」は、まんまと、その作戦にのっかって、電話投票の設問の3番目に、なんと、巨人がパ・リーグにいくことについて、賛成・反対を募ったのである。どうでもいいですよー。そんなことを聞いている場合ではないのである。しかも、筑紫哲也は、わざわざ3番目の質問の回答が、半々に分かれたことについて、「どうもわかりませんね。…プロ野球は衰退していくのではないか」などとコメントしていたのである。「毎日新聞」=TBSなので、こんな設問を立てたのかもしれないが、いただけませんな。「毎日新聞」「スポーツニッポン」の宣伝のためにやったのなら、堂々と「毎日新聞」の紙面を広げてみせればよかったのである。
 電話投票では、圧倒的にストライキに賛成、合併に反対であった。
 ナベツネは、「選手会のスト権行使は、大衆の支持は得られない」などといい、巨人がパ・リーグに行くことについて、プロ野球協約、日本野球機構定款、セ・パの連盟規約などを持ち出して、あれは書いてない、これは書いてないなどというが、プロ野球ファンをないがしろにするとんでもない事態など、過去に規則をつくった人たちは、想定していなかったはずだ。大江健三郎さんの理屈を借用すれば、過去に、それらの野球規則をつくった人たちには、ある高揚感、使命感のなかで、文章を練り、人々に夢を与えるプロ野球という願いをこめているはずなのである。
 労働組合のなんたるかを、ナベツネの頭脳に、たたきこんでやるがいいのだ! とはいえ、中日ファンの方は、かわいそう。

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2004/09/06

人災

 ロシア南部のチェチェンなどの地域は、カスピ海からの石油パイプラインを引いているところ。いわば、ロシア政府の利権の一つ。チェチェンの独立を認めない理由は、ここにあるのか。たしか、ソフィー・マルソーが登場した007のシリーズでも、ロシアの石油パイプラインが舞台になっていたなあ。問題は、単純ではないけれども、背景の一つに考えられる。しかし、いかにも、ゴルゴ13的な感じ。世界は漫画に近づいてきたのか。戯画的な世界というべきか。
 北オセチア共和国における学校占拠事件のテロリストの凶行は、断じて許すことはできない。だからこそ、暴力には暴力という解決の仕方にも納得がいかない。アメリカ合州国の場合は、先制攻撃という手段で、テロに対抗するまでになってしまった。イラクの事態をみれば、だれも、うまくいっているなどとはいえない。
 イギリスの場合は、アイルランド共和軍(IRA)という爆弾テロの引き起こした集団とも、曲りなりにも、対話と交渉が成立している。テロリストに対して、交渉は必要ないという態度が絶対ではないのだ。
 いずれにしても、事態が明確にわかる情報が、非常に少ない。これが、一番困る。機会を改めて、もう少し考えてみよう。

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2004/09/04

頭の上の18個の爆弾

 ロシア南部の北オセチア共和国、学校占拠事件は、想像を絶していた。3日間も、飲まず食わずで、頭の上に18個の爆弾がぶらさがっていた少女の姿も。ドストエフスキーが、この事態をみたら、なんと書くか。
 9月から新学期だったのである。だから、体育館に人がたくさんいた。愛情豊かな、ロシアの肝っ玉お母を泣かせるな。子どもたちの精神への打撃、悪影響、副作用が危惧される。子どもは、未来の存在であるだけに、なおさらだ。
 日本も他人事ではない。イラク侵略戦争への協力・加担をつづけると、われわれの頭の上にも、18個の爆弾がぶらさがることになる。イラクで殺されている人たちの目は、アメリカとつながる日本にも向けられている。紛争の解決は、平和的手段によるのでなければ、暴力の連鎖がつづく。北オセチアの出来事は、「関係ない」では済まされない。もう少し考えてみることにしよう。
 しかし、こんな事件のあった後でも、テレビは、バイオ・ハザードなんて映画を放送する。ゾンビが出るわ、出るわ。一方では、浅間山が噴火して、ボルケーノの放送をやめたのに。

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2004/09/03

漏水

 最近、やたらと近所で漏水の工事が多い。どうも、8月の地震と関係があるようだ。とにかく、9階建てマンションが、ボコンと上下に揺れたので、たまげた。横揺れは、いつものことだが、眠い目をこすりながらパソコンを打っていると、車が突起物を乗り越えるような震動が襲ってきた。わがマンションも、断水し、漏水工事を済ませた。
 本日、帰り道で、目撃したのは、パワーショベルを二台も使っての、大規模な漏水対策工事であった。トイレのトラブル8000円などという規模とは、桁が違う。
 それにもまして、マンションの貯水タンクに、殺虫剤を投げ込んだ事件も恐ろしかった。テレビのニュースでは、それを飲んだ人にインタビューしていて、殺虫剤くさかったなどとコメントしていた。人間は、案外、しぶとい。
 話は、どんどん変わって、水道代も、自治体で、かなり違う。最新の『週刊朝日』が特集している。沼津市の水道代が、全国一安いらしい。水道代の高い自治体に住むと、かなり損をする。福岡市は、水道代が高い。
 でも、本当に高い水は、六甲のおいしい水とか、南アルプスの天然水とか、大清水とか、ボルヴィックとか、エヴィアンとか、バナジウム入りの富士山の湧き水とかである。とにかく、一般の水道とは比較にならないほどの値段になる。蛇口をひねる水の何千倍の値段になるはず。でも、これまた、『サンデー毎日』が、富士の名水の特集をしていて、地元では普通の水ですという。当たり前でしょう。
 以前、住んでいたアパートの近くに、井戸水つきの賃貸アパートがあった。水道代は、ただである。そんな物件もあるのだから、不動産は、あなどれない。でも、最近の井戸水は、危ない。父親の実家の井戸水も、もう使わなくなった。いまは、蓋をして、コンクリートで固めてしまった。あの、蛇口をひねるたびにうなるポンプの音が懐かしい。井戸は、なぜ、水が逃げていかないのだろうか。不思議、不思議。

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2004/09/02

震災体験者たち

 小田実さんも、阪神・淡路大震災の被災者だった。広島で被爆し、関東大震災の体験者だった丸山眞男から、阪神淡路大震災三日後の消印の入った手紙をもらった。
 「小田実さん。ほんとうに大変だったと思います」の書き出して始まる長い手紙であったという。
 小田さんは、丸山眞男に会う機会に、清水幾太郎のことを話すつもりであったらしい。清水も、関東大震災の体験者だった。
 引用しすぎるのは、よろしくないので、興味のある方は、『随論 日本人の精神』249ページ以下を書店で立ち読みしてください。震災のことが、よくわかる。

 問題は、横浜および御殿場を中心にとりおこなわれた「総合防災演習」の中身である。陸、海、空の自衛隊が、初めて、そろって、防災訓練をした。とりわけ、航空自衛隊の連携に今回の演習の重点があった。何を狙っているのか。国民に隠して、何をしているのか。新たな「棄民」か。

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2004/09/01

文体

 作家の小田実さんの新著『随論 日本人の精神』は、おもしろそうな雰囲気がある。いま、読んでいるところ。「九条の会」の発足記念講演会でも、小田さんは、ずいぶん、株を上げたと思う。
 随筆ではなくて、随論という造語をつくったのも、小田さんらしい。語り口そのものが、独特なので、一度聞くと、その文体が、声になって表れる。 
 たしか、開高健と共著の本があって、おもしろかった印象がある。大ベストセラー『何でも見てやろう』は、いまだに、私の母親の思想に影響している。
 代々木ゼミナールでの、彼の教え子たちは、いま、どうしているのか。影響されているのだろうか。

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